開催報告/言葉のワークショップを終えて
2018/10/03

松本先生のチャイルドケア研究所が立ち上がり、ハミングバード関東、東海、関西合同でも何かできないかと考えていました。メンバーと相談し、東京と大阪の間をとって「名古屋で、松本先生の講座を企画して開催しよう」ということになりました。
コミュニケーションツールが変化してきていることで、言葉の伝え方なども変わってきました。何気なく言ってしまった言葉で、人を傷つけてしまうこともあれば、その一言で心が嬉しくなったり、勇気づけられたり、救われたりします。そこで、チャイルドケア7つのコンセプトの1つにある「言葉の大切さを知る」をテーマに、松本先生にワークショップ型の講座をお願いすることにしました。
今回は二部制で構成し、第一部は「言葉の大切さを知ろう」、第二部では、一部での学びを実践させる形で「言葉をケアのツールにしましょう」という内容に決まりました。
開催するにあたり、ハミングバードの関東の野澤さん、関西の武部さんとLINEでグループを作り、やり取りをしながら進めていきました。特に、同じ東海の前田さんとは何度も、何度もやり取りを重ねました。野澤さん、武部さんは、いやしの祭典で告知のチラシを配布する協力もしてくれました。
当日は、大阪、滋賀、京都、三重、東京といろいろな地域の方が集まり学んだ「言葉のケア」は、「体験」を通じて、気付くことが多くありました。ワークの中に自分自身や他人にかけてあげたい言葉を書き出し、それを使って参加者とワークをするのですが、言葉をもらう前と後の状態では、身体の反応が違うことを肌で感じました。 またその言葉を読んでもらうと、なぜか胸がジーンと熱くなり、頑なになっていた心が、ほろほろと崩れて穏やかな気持ちになりました。
そんな体験を通じての「言葉」の講座は、思っていることとからだの反応が連動したり、異なったりするなど不思議な体験をし、参加された方から出てくる言葉は、「えぇ~何で?何で?」の連発でした。もちろん、私もその中の1人です。
小さな目をまん丸にして、松本先生に「どうしてですか?」と聞いたら、笑顔で「不思議でしょ、でもこれが言葉の力なんです」と答えてくれました。
コミュニケーションを交えたワークショップだったので、皆と一緒に考えたり、時には笑い、初めてお会いした方とも、打ち解けやすい雰囲気の中で楽しみながら受けることができました。
また、自分を肯定し、大事にする思いなども再確認できました。
今回、ハミングバード合同で企画を考えましたが、東京・大阪・名古屋とお互い離れていても、声を掛け合ったり、手伝いながらやり遂げられたことで、「できた!」という達成感を味わうことができたことと、さらに仲間との絆を深められたと思います。
日頃使う言葉を、少し意識して言葉を大切に使っていくことで、「ケア」することができることがわかりました。また、このような講座を企画して開催したいと思います。今回、参加してくださいました皆様、ありがとうございました。
ここで、参加された方からの感想をご紹介させていただきます。
「最初は、『言葉がケアになる』というのはどういうこと?と思っていましたが、講座が進むにつれ、何気なく使っている言葉、でも、言葉をていねいに選ぶ、意識する、言葉がけひとつでココロが、カラダが喜んでいる!ケアになっている!!ということを実感しました。本当にこれにはビックリでした!」
CC加盟校 ふぅ~ たんぽぽの里 山本 美津子(愛知県春日井市)さん