MENBER’S COLUMN

2019/06/25

会報誌PeeKaBoo掲載の中から、会員様の声をご紹介いたします。

経験の中で築く家庭のキョウイク

CC加盟校おひさまのたね 野澤智恵子さん(東京都)

<プロフィール>
15歳の娘の母。児童館や福祉のイベントなどで活動中。
家族のケアからスタートしたチャイルドケアを今後、
幅広い世代に伝えていけたらいいなと思っております。
母親になって15年になりました。ゆっくりと子育てをしていた育む時間から、
見守る時期へと変化を遂げました。
いつの間にか手がはなれ、家族それぞれの時間の過ごし方も変わり、
子どもは家の中で過ごす時間よりも学校生活や友達、部活動などと
これからさらにつきあいも行動範囲も広がっていき、多感な時期を
過ごしていくことでしょう。
だからこそ家で過ごす時間は、より自分をさらけ出せる場所であり、
心からリラックスでき、充電できるところでありたいと常々感じております。
子育てはまだ進行形ですが、チャイルドケアの「育むケア」は卒業しましたので、
今だから子育て育み世代のお母さん達に寄り添えることがあるんじゃないかという思いで、
子育て地域サロン「子育てママ応援塾ほっこり~の」さんの子ども食堂などに
携わらせていただいております。

 

 

 

 

 

 

お子さん連れの方も多く、中には日中、子ども以外に話す相手がいないという方や、
引っ越してきたばかりで知り合いがいないという方など、話していくうちに
母親たちの実際の声が聞こえてきます。
初めはにこやかに話していても、だんだんと話していくうちに
子育ての不安や悩みを打ち明けられ、時に涙を流し、帰る頃には安心した笑顔の
親御さんを見ていると、私も心からあたたかい気持ちになります。

誰かに話を聞いてもらえる場所があることで人は安心でき、
自分の居場所を確認することができるのだと思います。
そして存在そのものを誰より認めて受け入れてくれる場所が家庭であり、
家族でありたいと願います。

その場所を作っているのが私たち親であり、まわりの大人たちです。
子どもは日々、成長しています。わが子も気がつけば思春期通過中。
家族と意見がぶつかることもたくさん。

昨年は子どもが受験生ということもあり、わが家もひと山超えた出来事がありました。
子どものやりたいことは受け止めたい。
頭ではわかっているものの、いろいろな情報を得ることでまた新たな不安が生まれる親、
そして親をどんどん疎ましく思う子ども…。
「トイレが誰にも邪魔されないから落ち着く」と言う娘は、本を抱えて
トイレで勉強していた時期もありました。その場所が落ち着くなら仕方ない…。
私はトイレの扉を開けたまま、娘と会話すること小1時間。
娘の将来の話をゆっくりと聞くことができ、詰まっていたものがスルスルと解けていきました。
一番進路に悩んでいたのは子どもであり、話しを聞いてほしかったのも子ども。
じっと子どもの話を聞いているうちに私ができることは、ご飯を作ったり掃除をして、
居心地のいい空間を作ってあげることだということに改めて気づきました。
誰かに認めてもらいたい、聞いてほしいという思いは人間誰しも持っているもの
だと思います。

寄り添って共感してもらい安心して、また外へと向かえる場所があること。
心身ともに健康で過ごせること。
いつか子どもたちが社会に出て家庭を築いた時に、今までの経験や記憶が
また次の世代へと引き継がれていくことが私の思う家庭の「キョウイク」であり、
そこから社会へと繋がっていけたらという想いです。
本を抱えながら居間で宿題をする娘の姿にほっとしながらそんなことを感じております。
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